眞鍋さんから連絡が来て(めずらしい!と思ったら、お父さんがななちゃん呼びなよと言ったらしい)2日ぶりの富士。
最近見た映画やアニメやドキュメンタリーの話。最近見て一番やばかったのはやっぱり第七藝術劇場で見た倭文。日本には統一した側の文献(日本書紀)しかないけど、いかに多民族を日本(倭の国)に同化していったか。所謂蝦夷と呼ばれる外側の人々がもたらした文化が国に強度をもたらしていったのか。ナショナリズムとして日本人という意識があるし、日本人としての歴史しか残ってないけれど本来は多民族多文化が交わってるルーツ。そこには暴力はもちろん、今回の映画ような技術の伝承によっての同化みたいなものもあって。上手く言えないけど、日本人のアイデンティティを作るために歴史的に消し去られた他の民族の存在、実際にはめちゃめちゃ多様なものがこの地にはあったんだなあ。明らかな記録の政治性よ。どうにかならんのかね。
あとはこないだつがちゃんと見た、ニナメンケスのマグダレーナ・ヴィラガ。こんなに露骨に男性嫌悪な作品、おおお。でも話す内容も状況も何も説明的ではないのに、ただただ目線と表情で彼女の搾取されていく社会的状況、抑圧と縛られまいとする精神世界すげえ。じわじわと観てからの時間が立つほどボディブローが効いてくる作品だった。てゆうかヘテロセクシャルの性欲をあんなにも乾いて安っぽく描くのか。おおおお。3部作、他のも観に行きたい。
眞鍋さんからは攻殻機動隊(アニメ)とバタフライエフェクト勧められた。みたい。