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​________________あわいにダンス

​interview:

振付・演出:小松菜々子 

振付コラボレーター・出演:川崎萌々子、藤田彩佳 

ツアーコンダクターの皆さん (秋田乃梨子、石山樹野、 内田結花 、 おとい、楠田東輝、阪下滉成、雀野ちゅん、

筒井潤、 中根千枝、中村風太、ヨーコ、渡辺祥弘) 

ドラマトゥルク: 眞鍋隼介 

舞台監督 : 小林勇陽 

照明: 三浦あさ子、 森田智子、茂木紀恵、伊藤礼恩 

音響: 西川文章 

舞台美術: 新井海緒 

イラスト:根本祐杜 

宣伝美術: 森脇康貴 

記録写真 : 岩本順平 

スタッフ: 大谷燠、 文、 横堀ふみ、 田中幸恵、新家綾、 内 田結花、 飯川恭子、 橋本実弥、 野田容瑛 

インターン: 櫻井拓斗、 島袋凜、山瀬茉莉(芸術文化観光 専門職大学) 

 

 

 

会場提供 & 協力: 福祉事業型専攻科 エコール KOBE、 Studio PLOW 

衣装協力:FREE HELP 

主催: 文化庁、 NPO法人 DANCE BOX 

企画・制作:NPO法人 DANCE BOX 文化庁委託事業 「令和4年度次代の文化を創造する新進芸 術家育成事業」

国内ダンス留学@神戸 8期 +

Choreography/Direction: Nanako Komatsu 

Choreography collaborators/performers: Moeko Kawasaki, Ayaka Fujita 

Tour conductors (Noriko Akita, kino Ishiyama, Yuka Uchida, Otoi, haru

ki Kusuda, Hironari Sakashita, Chun Suzumeno, Jun Tsutsui, Chie Nakane, Futa Nakamura, Yoko, Yoshihiro Watanabe) 

 

Dramaturg: Shunsuke Manabe 

Stage Manager: Yuhi Kobayashi 

Lighting: Asako Miura, Tomoko Morita, Norie Mogi, Reon Ito 

Sound: Bunsho Nishikawa 

Stage Design: Mio Arai 

Illustration: Yuto Nemoto 

Advertising Art: Koki Moriwaki 

Photography: Junpei Iwamoto 

Staff: Iku Otani, Aya, Fumi Yokobori, Sachie Tanaka, Yuka Uchida, Kyoko Iikawa, Miya Hashimoto, Yoei Noda 

Interns: Takuto Sakurai, Rin Shimabukuro, Mari Yamase (College of Arts, Culture and Tourism) 

 

Venue & Cooperation: Ecole KOBE, Studio PLOW 

Costume Cooperation: FREE HELP 

Organized by: Agency for Cultural Affairs, NPO DANCE BOX 

Planning & Production: NPO DANCE BOX Commissioned by Agency for Cultural Affairs "2022 Project for fostering up-and-coming artists who will create the culture of the next generation" Domestic Dance Study Abroad @ Kobe 8th term +

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本作品は日本の神戸にある長田に1年間滞在し制作しました。

劇場から約10分ほど南下した場所にある長田港の漁港付近からツアー形式で観客とツアーコンダクターなる出演者によって街中を歩きます。そのツアーの延長線上に劇場はあり、観客は街の延長線上として劇場へ入ります。

長田は1995年に神戸淡路大震災によって街の半分以上が崩壊した街です。その後復興とともに崩壊した地域には新興住宅や新しい商店街が立ち並びます。しかしその新興住宅を取り囲う様に100年前(日本の大正時代)に建てられた(震災や戦災を生き延びた)家々が立ち並んでいるのです。その図はどこかのSF映画のようで新興住宅が異質な物として街に浮き上がる独特な光景です。

建築の在り方は人の身体の立ち居振る舞いに大きく左右します。長田に住む新興住宅の住民と100年前からある既存の地域に住む住民はあまりコミュニティが混じり合いません。街の造りが人の生態系の在り方に影響を与えることはまるで日常的に街から振付を与えられているようで街の構造からダンスの振付を作ることへの興味を持ちました。

出演者なる街歩きのツアーコンダクターはほとんどが長田に住み、働く人々です。彼らが日常的に歩く同じ街、長田について聞いてみると、それぞれが全く違う着眼点で街を見ていることに気がつきました。その人の趣味趣向であったり、心に残っている嘘か本当か分からない噂話だったり、その人の個人的な体験であったり。12人のツアーコンダクターと街を練り歩き、12人12色の嘘と本当が混じり合った”あわい”なツアーを作りました。

作品として街中を歩くと、すれ違う街の人も出演者に見えたり、異様な家が作り込まれた演出に見えたり。逆に街の人からは怪しい団体が定期的に街中を歩いていて、お互いにジロジロ見合ってしまったり。出演者が作品中に職務質問されてしまう、なんてことも。どこまでが日常でどこまでが作られたものなのか。夢と現の”あわい”を観客は歩きます。

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